■ミネラル
鉄:赤血球(ヘモグロビン)の構成成分の一つで、細胞に酸素を運ぶ働きをしています。また、筋肉中(ミオグロビン)にも含まれ、カロリーを燃焼し体を動かす機能を支えています。そのため、不足すると貧血になり、疲れやすくなります。
亜鉛:細胞分裂やたんぱく質の合成、皮膚、骨格、味覚、生殖器官の発達や維持に関与しています。不足すると、発育不良、味覚障害、精神障害、免疫力低下、生殖能異常、創傷(床ずれなど)の治癒遅延が起こります。
■水溶性ビタミン(ビタミンB群、ビタミンC)
ビタミンB群は、エネルギーの産生反応や皮膚や粘膜の維持に重要な働きをするものが多いという特徴があります。そのためエネルギー消費が多い疾患時には不可欠な栄養素です。
ビタミンB1:エネルギーを作り出す糖質の代謝に不可欠であり、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。不足すると、脚気(下肢の倦怠感、知覚異常、食欲不振等)を引き起こします。
ビタミンB2:エネルギーを作り出す糖質の代謝、皮膚や粘膜の健康維持、成長の促進に不可欠です。不足すると、口内炎、皮膚炎を招きます。
ビタミンB6:たんぱく質、脂質の吸収と代謝を助け、たんぱく質の合成に不可欠です。不足すると、皮膚のただれや神経炎、むくみ、貧血を引き起こします。
ビタミンB12:たんぱく質、脂質、核酸の代謝を助け、成長を促進させます。また、赤血球の形成を助けるため、欠乏すると悪性貧血を招きます。
ナイアシン:脳でのエネルギー代謝に不可欠であり、遺伝子の修復、インスリンの合成、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。不足するとペラグラ(皮膚炎、下痢、精神神経障害)を引き起こします。
パントテン酸:糖質、たんぱく質、脂質の代謝に関わる補酵素の構成成分であり、コレステロール、抗体、ホルモンの合成に関与しています。不足すると、体重減少、皮膚炎、脱毛等が見られます。
葉酸:たんぱく質や脂質の代謝を助け、赤血球、核酸の合成に携わります。不足すると貧血、口内炎、下痢を引き起こします。
ビタミンC:血管、骨、筋肉の形成に必要なコラーゲンの生成を促進し、鉄の吸収を促進する作用があります。また、抗酸化作用、感染症予防、炎症予防等、多岐にわたる生理作用が認められています。欠乏すると壊血病(歯茎からの出血や潰瘍、壊死)を引き起こします。ストレスや喫煙はビタミンCの消費量を増やすため、多く摂取することが必要です。